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前立腺がん ホルモン療法

前立腺がんの治療のうち、薬物療法として用いられるのがホルモン療法(内分泌療法)です。

この療法は、男性ホルモンの分泌や働きを抑えることで前立腺がんの進行を抑制したり小さくすることを目的としています。

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ホルモン療法の種類

前立腺がんに関わる男性ホルモンが分泌される流れを簡単に説明します。

まず、脳にある視床下部というところから、脳下垂体や副腎に対してホルモンを出すように命令が出ます(性腺刺激ホルモン放出ホルモン / 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)。

この命令を受けて、脳下垂体や副腎がそれぞれ精巣や前立腺に対して男性ホルモンを分泌するように命令を下します。

つまり脳視床下部 → 脳下垂体・副腎 → 精巣・前立腺という男性ホルモンが分泌されるまでの過程のいずれかを止めてしまうことで、男性ホルモンをコントロールしようというのがホルモン療法の考え方になります。

下記に、ホルモン療法で用いる薬剤の種類と作用内容をご紹介いたします。

LH-RHアゴニスト製剤
(リュープリン、ゾラデックス)

黄体化ホルモン(LH)を抑える薬剤です。1~3ヶ月に1回の間隔で投与します(皮下注射)。

GnRH受容体アンタゴニスト
(ゴナックス)

GnRHの産生を阻害する薬剤です。約1ヶ月に1回の間隔で投与します(皮下注射)。

抗男性ホルモン剤
(カソデックス、オダイン、イクスタンジ、アーリーダ、ザイティガ)

男性ホルモンの効果を阻害する薬剤です。内服薬になります。

エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物製剤(エストラサイト)

黄体化ホルモン(LH)を抑える薬剤です。内服薬になります。

ホルモン療法の副作用

ホルモン療法には以下のような副作用が表れることがあります。

医療機関関係者の皆様へ

当院では泌尿器専門医の院長による、前立腺がんホルモン療法を行っております。

自院で前立腺がんのホルモン療法の対応が難しい場合には、当院にご相談ください。

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