血尿とは尿に血が混ざっている状態で、目で見て明らかに赤い肉眼的血尿と検査のみ引っかかる顕微鏡的血尿に分かれます。
血尿の原因には膀胱がんや尿管がん、腎盂がんなどの泌尿器科がん(悪性)や前立腺肥大症、尿路結石、膀胱炎などの良性疾患などがあります。
痛みなど他の症状がない血尿のことを無症候性肉眼的血尿といい、泌尿器科がんの可能性が高まり、膀胱に直接カメラを入れ、膀胱内を観察する膀胱鏡などの精密検査が必要になります。(他の症状があってもがんの可能性はあります。)
蛋白尿は高血圧、糖尿病などの内科的疾患で認められます。蛋白尿を放っておくと腎臓の機能が悪くなることもあります。
体のむくみやだるさ、食欲不振などの原因となり、進行すると腎臓で尿を作ることができなくなり、最終的には血液透析が必要になります。
腎機能の悪化を防ぐために初期の段階で内科的疾患の治療や栄養指導による治療が必要になります。
次のような症状がある方は泌尿器科を受診し尿検査を行うことお勧めいたします。